うつ病の世界でよく耳にする認知行動療法って?

うつ病の治療法は、決して処方薬がすべてではありません。

それと並行して行える認知行動療法もその1つです。

どのようなものか概略を説明します。

■出来事を正しく受け止める改善プログラム。

うつ病の治療は、そのほとんどが投薬による治療のため「うつ病=投薬」と思われがちですが、実際には「認知行動療法」という療法があります。

これは物事に対する受け止め方や考え方を正しく持って、それにともなう感情や行動を適正にコントロールできるようにするための治療プログラムです。

うつ病だけではなく、多くの精神疾患の患者さんの更生プログラムとして用いられています。

■抗うつ剤と認知行動療法を並行してトライ。

うつ病患者は幻覚・幻聴を起こしやすく、その結果、こころが沈んで自殺願望まで抱いたりすると言われますが、こうしたことも、物事に対する受け止め方が正しく行われていない結果です。

不謹慎なたとえかもしれませんが、パソコンのプログラムが異常を来して誤作動を起こしている状態と同じです。

「出来事、思考、感情、行動、結果の推測・受容」といった正常なプロセスに戻るよう一定の期間をかけて取り組みます。

投薬で回復を待つのも1つですが、より積極的な回復をめざすのであれば、認知行動療法をおすすめします。

■認知行動療法を受けるには医師の判断が必要。

認知行動療法は初めてうつ病と診断された人が、即受けられるプログラムではありません。

心療内科、または精神科の医者の判断が必要です。

認知行動療法は、だいたい投薬治療を数ヶ月-1年以上つづけても効果がみられない場合、患者の家族か患者本人がそれを望んだ場合に検討されます。

総合病院などが窓口になっています。

紹介状をもって病院に行く形になります。